スリランカ暴動報道とキャンディの状況
こんにちは。
日本でも報道されたように3月6日イスラム教徒に対する暴動が起きたことを受け、スリランカ政府は10日間の非常事態宣言を発令、その後扇動をあおる可能性があるという理由でFacebookへの通信を遮断するなどしました。
Facebook自体は前記事にあるように通信が回復、事態は鎮静化しています。ちょうどキャンディに行ってきましたが、平穏そのもので何かがあった痕跡は感じられませんでした。
私は在外邦人として、滞在しているその国の政治に対して意見をするつもりもなければ、主張する気持ちもありません。その国にはその国の成り立ちや問題、諸事情を抱えているわけで、それは日本も同じです。日本も震災直後は訪日客が原発事故について強く心配し帰国者や旅行のキャンセルが相次ぎ、たとえばまったく報道されていませんが、あるヨーロッパのビジネスマンは妻子(日本国籍)を残してすぐに帰国してしまったとかそういう話もいくつか聞いています。日本人にとっては何もそこまでと思うでしょうが、外国人として生活(または旅行)するわけで、当然敏感になるのでしょうね。今回の報道でスリランカ観光に影響が出ないことを祈ります。
さて、今回のスリランカでの暴動のニュースを見て感じるのは、本来どこまで宗教的な対立だったのか疑問がありますが、それが一たび外国のメディアに配信されると仏教とイスラムの対立が根深く、反イスラム暴動につながった。スリランカは中東への入口にあたるために危険だ。となるわけです。
そして本当の問題は、報道各社ともこの一報を流しておいて、後追い取材は一切せず、誤報であっても訂正はしないのです(笑)。これが私がこれまで本当に直してほしいと思ってきたことですが、ぐちになってますね(笑)。
ともかく観光地についてはまったく影響がないと言えると思います。共同通信さんぐらい言ってくれてもいいような気がしますが、日系企業と共同体なんだから。ってしつこいですね(笑)。ゴメンなさい。。